GHP(ガスヒートポンプ)とは
ガスヒートポンプ(以下「GHP」と略)は、エアコンの心臓部とも言えるコンプレッサーを、ガスエンジンで駆動し、ヒートポンプによって冷暖房を行なう空調システムです。
電気のエアコン(EHP)との違いは、コンプレッサーを電気のモーターで動かすか、ガスエンジンで動かすかの違いだけです。
この違いこそが、GHPならではの快適性を実現し、かつ数々のメリットを生み出す特徴となっています。
燃料にガスを使用しているためにエネルギー効率がよく、一次エネルギー対比で高い省エネ性を確保しています。消費電力は電気エアコンの約10分の1と、環境に優しい空調システムとして注目集めています
GHPの快適性
暖房時にはヒートポンプに加えてガスエンジンから出る廃熱を利用して、運転します。また、除霜運転がないため、一気に暖めることができ、寒い朝も短時間で快適にします。
GHPの経済性
小電力のGHPは、契約電力を抑制できるため、電力の基本料金が断然安くなります。 また、エネルギー源はガスを使用するため、月々の電気料金を抑えることができます。
電力は、年間の最大電力量に合わせて、基本料金が決まってきます。GHPなら、夏場のピーク時の電力消費量を抑えること(デマンドピークカット)ができるため、月々の契約料も下がり、ランニングコストの低減につながります。